かなり遅めの反抗期

私の父親は小さな食堂のコックでした。

12人も入れば満席になるくらいの小さな食堂を営んでいました。

小学校、中学校、高校は私立の男子高校に進学しました。

裕福な家庭ではなかったので、両親としては公立高校への進学を望んでいましたが、公立高校入試は不合格。

すべり止めに受験した私立の男子高校に進学しました。

やんちゃで個性炸裂の生徒と、真面目でおとなしい生徒の入り交じった、言わば水と油を強引に混ぜあわせたようなクラスでした。

私は、真面目でおとなしい生徒の部類だったと思います。

やんちゃで個性炸裂な友人達の自由奔放さが羨ましくも思いましたが、ごく普通の生徒して高校生活を送りました。

両親が働いて稼いだお金で高校に通わせてもらっている、食わせてもらっている身の私には、学校への反抗心や両親への反抗心というのが芽生えなかったのです。

しかし、38歳の今頃になって反抗期を迎えています。

それは、「普通」、「常識」、「世間体」というような、不確かで曖昧な言葉に対しての反抗。

そんな言葉達を頭の中から削除してみたら何だか気持ちが楽になりました。^^
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