次にお仕事編。
我々のチームで開発した製品がリリース以来全く売れていない。
開発費を結構かけた製品なので、是が非でも開発費の回収をしたいところ。
課長と主任は製品を一つでも多く売るために躍起になっていて、
最近販売チームと開発チームとの打ち合わせを密に行っている。
先日その打ち合わせに出席したところ、打ち合わせ開始早々ウチの主任と販売チームのリーダーのB君との間でバトル勃発!
主任:全然売れないじゃないか!販売の仕方が悪いんじゃないの!
B君:開発の際になぜ我々の意見を取り入れてくれなかったんですか?
なんてやり取りの繰り返し。どちらの言い分も分かる。
そしてオレはどちらの言い分も矛盾?していることを知っている。
開発チームの我々としては、製品に対して明確なコンセプトを打ち出していなかった。
販売する側として、どうやって売っていいのか分からないと言われても仕方ない。
逆に、販売チームの意見を全て鵜呑みにして製品を開発していたら、いびつな製品が出来上がっていたに違いない。
それは、色々な得意先に伺って要望を聞いて、一つでも多くその要望に答えようとするが故の熱意の表れであることはわかるのだけれど、見当違いである。
最近開発チームの中では、今流行りの論理的思考(ロジカルシンキング)を用いて密にブレストを行っていて、やっと今まで忘れていた製品のコンセプトを思い出すことができた。
そんなある日、製品の引き合いの話が舞い込んできた。
早速、営業と販売チーム、開発チームのメンバー3人で得意先を訪問。
得意先から帰ってきたウチのチーム(開発チームのことね)のメンバーに感触を聞いたところ、「好感触です。」という返事。少しホッとした。
翌日、昨日得意先に行ったメンバー(仮にA君とする)といつものブレスト。
A君:のぶちんさん、ブレストの前にオレの愚痴を聞いてください。
オレ:なになに?
A君:昨日一緒に得意先に行った販売チームのBさん、とんでもないセールストークするんですよ。
オレ:どんな風なの?
A君:例えば我々の製品が「しょうゆラーメン」だったとしますよね。我々は「しょうゆラーメン」を得意先に売りたいのに、Bさんは「塩ラーメン」を勧めるんですよ。
得意先は「塩ラーメン」が欲しいわけではないのでバッサリ断られますよね。
オレ:ふむふむ。
A君:幸いにして得意先の担当者が良い人で大事に至らず「しょうゆラーメン」を買ってもらえそうですけどね。売れない理由を垣間見たような気がしました。
と、こんな話。
どうやら販売チームのリーダーであるB君、こちらが製品のコンセプトを明確に示してあげられなかったこともあってか、製品に対して勘違いをしているようである。
そんな彼が営業と一緒に販売活動を行っているものだから、売れるものも売れないというか、そもそもピントがずれている。今まで売れなかった理由も分かった気がする・・・
さてさて、B君の勘違いをどうにかして正してあげないと、彼が営業と販売活動を行っている限り製品の売れる確立は非常に低い。
早くB君の勘違いを正してあげないと・・・
とまぁ、こんな悩み事。
仕事の悩み事の方が結構複雑だなぁ・・・
来週また考えようっと。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません