先日初めて図書館で本を借りた。
これまでに図書館の学習室を利用することはあったけど、本を借りるのはこれが多分初めてだと思う。
カミさんに頼まれた旅行のガイドブックを借りるついでに一冊借りてみた。
当初、「いま、会いにゆきます」を借りようと思ったが、貸出中のようで本棚には無かった。
返却された本を所定の位置に戻す前に一時的にストックしておく棚を探してみたが見つからず、ちょうど返却されて置かれていた「ヴァニシングポイント」を借りた。
この本の存在は以前から知っていたが、著者の名前を忘れていた。
この本が本棚の所定の位置に戻されると当分私は見つける事ができず、そのまま読む機会を逸してしまう事になっただろう。
この本の著者、奥山貴宏氏は肺ガンを患い余命二年と宣告された状況でこの小説を執筆された。
そしてこの小説の発行日の三日後に「作家」としてこの世を去った。
ほとんど本を読まない私が二日で読み終えた。
最後のページに、
「本小説は著者の病状以外はフィクションです。」
と記されているが、多分大半は著者の実体験だろう。
私はそう思っている。
著者と年齢が近い事や、執筆活動前の職業と私の今までの仕事の内容が似ているため、共感できる点が多かった。
機会があれば闘病記も読んでみようと思う。
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